Slack AIに読ませない場所を決める。チャンネル・Canvas・リストの制限設定
SlackはEnterprise+組織向けに、検索回答、Canvasの内容、Slackbotの応答を作るためのAIの読取対象から、特定のチャンネル、Canvas、リストを外す設定を案内しています。チャンネルでは組織設定から「Restrict AI use」を選び、Canvas/リストでは共有の詳細設定で「Allow AI use」を外します。ただし、これはAIの読取を制限する設定であり、メンバーが制限済みチャンネルへSlackbotで投稿することまで止めるものではありません。情報を置く場所とAIが参照する場所を分けるための記事です。
- Slack Enterprise+でAI機能を運用する管理者
- 機密プロジェクトの会話をAI検索の対象から外したい人
機微な情報はチャンネルだけでなく、関連するCanvas・リストのAI利用設定も確認しましょう。
身近な事例を知る
人事・法務案件のチャンネルを、Slack AIの回答対象から外したい
社内ではSlackのAI検索や要約を利用していますが、人事相談や取引先との交渉を扱うチャンネルまで、回答の根拠として参照させる必要はありません。投稿権限を変えずに、AIの読取対象だけを狭めたい状況です。
あなたならどうする?
まず一つ以上選んでから確認してみてください。
推奨される行動- Restrict AI useを設定し、投稿可否とは別にAIの読取対象を管理する
選んだカードの表示を見ながら、今回はどの行動が安心につながるか確認できます。
AI読取の制限を設定した後も、チャンネルへの投稿や、別に存在するCanvas・リストの設定を分けて確認します。
確認ポイント
対象の切り分け
AI回答の根拠にしてよい会話と、対象外にすべき会話をチャンネル単位で整理します。
チャンネルの設定
組織設定のChannelsから対象チャンネルを選び、Restrict AI useを確認します。
Canvas・リストの設定
CanvasまたはリストではShareからAdvanced Settingsを開き、Allow AI useを確認します。
制限の範囲
これはAIの読取制限であり、メンバーによるSlackbot投稿や内容追加を禁止する設定ではありません。
現時点での見立て
機密チャンネルをAI検索やSlackbotの回答根拠から外すには、対象チャンネルでRestrict AI useを設定します。Canvas・リストは別設定であり、制限後も投稿自体は可能なため、運用ルールも合わせて確認します。
安全な対処方法
安心につながる行動
- 機微なチャンネルでRestrict AI useを設定するAIによるチャンネル内容の読取を制限できます。
- 関連Canvas・リストのAllow AI useを確認するCanvasとリストは個別にAI利用を許可・制限します。
- 制限を変更できる役割を見直す組織・ワークスペース管理者への権限付与を管理できます。
- 投稿ルールを別に周知するAI読取制限はメンバーの投稿操作を停止しません。
避けたい行動
- AI制限を投稿禁止の設定だと誤解するSlackbotによる投稿やCanvas・リストへの追加は引き続き可能です。
- チャンネル設定だけでCanvasも対象外になると決めつけるCanvas・リストには共有の詳細設定があります。
- 機密情報を置く場所を無差別にAI対象へ残す回答の根拠に使う必要がある場所だけを許可する運用ができます。
AIの前向きな活用
参照範囲を絞り、必要な場所ではAI検索を生かす
公開性の高いプロジェクトチャンネルではAI検索を使い、機微な案件では読取対象を外せば、情報管理と検索性を両立しやすくなります。
- 人事案件のチャンネルを対象外にする
- 案件CanvasのAI利用を個別に決める
- 権限を持つ管理者を限定する
- 公開チャンネルでは検索回答を活用する
今回、覚えておきたいこと
SlackのAI制限は、投稿権限とは別に、回答作成時の読取対象を絞る設定。
誠主任からひとこと