ChatGPTの連携は『確認・切断・データ削除』を分けて管理する
OpenAIは、ChatGPTのアプリ権限設定は、接続済みアカウントを使う時に読み取りや操作の確認をいつ求めるかを決めるもので、接続そのものや提供元アカウントの権限を取り消す設定ではないと説明しています。選べる確認方法はアカウント、アプリ、ワークスペースによって異なり、読み取りを許可して変更時に確認する設定や、すべての操作前に確認する設定などがあります。今後のアクセスを止めるにはアプリをDisconnectしますが、別アカウントや管理者管理の接続が残る場合があります。また、Disconnectだけでは既存・アーカイブ済み会話、保存ファイル、Memory summaryや保存済みMemoryは自動削除されません。連携を使う時は確認の粒度を選び、終了時は接続・会話やファイル・Memoryを別々に確認します。
- ChatGPTにGoogle Drive、メール、予定表などのアカウントを連携している人
- 連携アプリの操作確認や接続終了、残るデータの整理をしたい人
使う間は確認頻度を選び、終了時はDisconnectと保存データの整理を別々に行いましょう。
身近な事例を知る
ChatGPTに仕事用アプリをつないだ後、確認を増やすか連携自体を終えるか迷っている
読み取りは効率化したい一方、メール送信やファイル変更の前には確認したい状況です。設定を厳しくすれば権限まで外れるのか、接続を切れば過去の会話やMemoryも消えるのか、別々の操作を整理できていません。
あなたならどうする?
まず一つ以上選んでから確認してみてください。
推奨される行動- 使う間は必要な確認方法を選び、終了時はDisconnect後に別アカウント・会話・ファイル・Memoryを確認する
選んだカードの表示を見ながら、今回はどの行動が安心につながるか確認できます。
OpenAIの現行ヘルプでは、アプリ権限は利用時の確認を制御し、提供元の権限や接続そのものは取り消さないと説明されています。不要になった接続はDisconnectし、別アカウントや管理者管理の接続、残したくない会話・ファイル・Memoryはそれぞれ別に確認します。
確認ポイント
対象アプリに複数アカウントがつながっていないか
SettingsのAppsまたはPluginsで、対象アプリのConnected accountsを確認します。仕事用だけでなく、個人用など別アカウントが残っていないかを確認します。
Disconnectが止める範囲
Disconnectは選んだアカウントを通じた今後のアクセスを停止します。別アカウントや管理者が設定したワークスペース接続が残る可能性は、別途確認します。
会話・保存ファイルの削除
連携アプリを使った会話や保存したファイルは、接続解除とは別に確認します。残したくない内容は個別に削除します。
アプリ権限の確認頻度
現在のヘルプでは、Always ask、Allow read actions、Allow low-risk actionsなど、読み取りや変更の確認方法を案内しています。表示される選択肢はアカウント、アプリ、ワークスペースによって異なり、いずれも提供元アカウントの権限そのものを取り消す設定ではありません。
Memoryの確認
Memoryを有効にしている場合は、Memoryの設定で保存済み内容を確認し、不要なものを別途削除します。アプリ接続の解除だけではMemory summaryや保存済みMemoryは消えません。
現時点での見立て
ChatGPTのアプリ連携は、Disconnectで将来のアクセスを停止できます。しかし、過去の会話、保存ファイル、Memoryは別の保存場所・設定として残り得ます。接続をやめる時は、入口を閉じる操作と、既に残った情報を整理する操作を一続きの手順にします。
安全な対処方法
安心につながる行動
- 利用中は、現在のアプリ・アカウント・ワークスペースで選べる確認方法を確認する確認設定の選択肢は一様ではなく、提供元の認可や接続そのものとは別に管理されます。
- SettingsのAppsまたはPluginsで、対象アプリに接続されたアカウントを確認してDisconnectするDisconnectは、そのアカウントを通じた今後のアクセスを停止します。
- 対象アプリの他のConnected accountsや、組織管理の接続が残っていないかを確認する一つのアカウントを切っても、別アカウントや管理者管理の接続は残る場合があります。
- 連携中に作った会話や保存ファイルを見直し、残さないものを削除するDisconnectは既存・アーカイブ済み会話や保存ファイルを自動削除しません。
- Memoryの設定で保存済みMemoryを確認し、不要な内容を別途削除するMemory summaryや保存済みMemoryは、アプリ連携の解除とは別に管理されます。
避けたい行動
- Disconnectだけで、プロジェクトに関する会話やファイルがすべて消えたと判断する接続解除は既存の会話や保存ファイルを自動削除しません。
- 個人用アカウントを切ったことで、会社が管理する接続も止まったと決めつける管理者が設定したワークスペース接続は、個人の接続とは別に残る場合があります。
- Memoryを使っているのに、連携解除後の保存内容を確認しない接続解除だけでは、Memory summaryや保存済みMemoryは削除されません。
AIの前向きな活用
短期プロジェクトでも、連携の終了手順を決めて安心して試す
接続を切る、会話を整理する、Memoryを確認するという終了手順を最初から決めておけば、必要な時だけ連携アプリを使い、プロジェクト後に情報の置き場所を整理できます。
- 検証開始時に、終了時に削除する会話をプロジェクト名で管理する
- 仕事用と個人用のアカウントを接続する場合は、Connected accountsを定期確認する
- プロジェクト終了時に、Disconnect・会話削除・Memory確認をチェックリストにする
- 組織の接続がある場合は、管理者に停止範囲を確認する
今回、覚えておきたいこと
ChatGPTの連携は、確認設定・Disconnect・会話やMemoryの削除を分けて行う。
情報源
- Connecting and managing app accounts in ChatGPT(外部リンク) OpenAI Help Center その他
- Managing app permissions in ChatGPT(外部リンク) OpenAI Help Center その他
- Google app data controls FAQ(外部リンク) OpenAI Help Center その他
誠主任からひとこと