YouTubeのAI顔なりすまし検出は、見つけた動画を自動削除しない

YouTubeは公式ヘルプで、顔がAIで改変・生成された可能性のある動画を探す『Likeness detection』を実験的機能として案内しています。対象のクリエイターは本人確認を経て候補を確認できますが、検出された動画は自動で削除されません。実写の再利用が候補に出る場合もあり、プライバシー申立て、著作権申立て、保留を内容に応じて選びます。利用できない国もあり、顔の検出が中心です。

  • YouTubeに顔を出すクリエイター
  • AIで顔をまねた動画への対応を知りたい人
確認レベル 4 検出結果を見て、問題に合う申立てを選ぶ
危険度ではなく、必要な確認の程度を表しています。

顔の一致をAI生成の証明や自動削除の決定と同一視しません。

Step 1

身近な事例を知る

自分の顔に似た動画が検出された。すぐ削除申立てしてよい?

YouTube Studioに候補が表示され、AIで作られた偽物だと決めつけて申立てを急いでいます。

Step 2

あなたならどうする?

顔の一致候補が表示されたら、まずどうする?
Step 3

確認ポイント

優先して確認

利用条件

実験的機能で、一部の国では利用できません。設定には成人のチャンネル所有者または管理者の権限と、公的身分証・顔の短い動画による確認が必要です。

優先して確認

検出の対象

登録したクリエイターの顔が新規動画に含まれる可能性を探します。現時点では音声の類似検出は対象外です。

優先して確認

誤って候補に出るもの

AI改変ではない本人の実写映像も候補に出る場合があります。

優先して確認

対応の選択

内容に応じてプライバシー申立て、著作権申立て、アーカイブを選びます。申立ては自動承認ではありません。

Step 4

現時点での見立て

確度は高め顔なりすまし検出は審査候補を探す補助機能

クリエイターが動画を確認し、対応を選ぶ必要があります。

Step 5

安全な対処方法

安心につながる行動

  • 検出された動画の内容と自分の顔の使われ方を確認する実写の再利用などAI生成以外も候補に含まれます。
  • 侵害の種類に合った申立て経路を選ぶ顔のAI改変と原著作物の無断利用では検討点が違います。
  • 機能に見つからない動画も必要なら通常のプライバシー申立てを使う実験的な検出がすべてを拾うわけではありません。

避けたい行動

  • 候補に出たことだけで偽物と断定する本人の実写映像も表示されることがあります。
  • 声のなりすましまで自動検出すると期待する現時点では顔の検出が中心です。
Step 6

AIの前向きな活用

自分の顔の不正利用を探す入口にする

利用条件を満たすクリエイターは候補を点検し、必要な申立てを適切に進められます。

  • AI改変動画の確認
  • 実写の無断利用との区別
  • 申立ての種類の選択
誠のアイコン

誠主任からひとこと

『検出』は『違反確定』ではありません。顔が似た動画を見つけたら、まず映像がAI改変なのか実写の再利用なのかを確認するのが、この機能の正しい使い方です。

今回、覚えておきたいこと

顔の一致候補は自動削除されない。内容を確認して申立てを選ぶ。

情報源

関連記事