ビデオ通話の「警察官」にも支払わない――AIなりすましは公開連絡先で確かめる
FBIのIC3は2026年9月17日、政府・法執行機関の職員を名乗って金銭や個人情報を求める詐欺について、AIを使いビデオ通話で職員らしく見せる手口にも注意を呼びかけました。2025年1月から2026年7月までにIC3へ寄せられた関連申告は約6.1万件、損失は16億ドル超です。通話相手が制服や肩書きを見せても、その場で支払わず、相手から示された連絡先を使わずに、公開されている機関の連絡先へ自分で確認します。
- 電話やビデオ通話で公的機関を名乗る連絡を受けた人
- 家族の詐欺対策を考える人
確認レベル 5
映像の見た目ではなく、公開連絡先への掛け直しで確認する
危険度ではなく、必要な確認の程度を表しています。
公的機関を名乗っても、通話中に支払いを求められたら止まります。切断してから、自分で見つけた公開連絡先へ確認してください。
Step 1
身近な事例を知る
警察を名乗る人からビデオ通話があり、『口座が事件に使われた。今すぐ送金を』と言われた
相手は制服のような服装で、実在する機関名や職員名を口にしています。家族へ話さないよう求め、プリペイドカードや暗号資産での支払いを急かしています。
Step 2
あなたならどうする?
まず一つ以上選んでから確認してみてください。
推奨される行動- 支払わず通話を終え、公開されている機関の連絡先から自分で確認する
選んだカードの表示を見ながら、今回はどの行動が安心につながるか確認できます。
通話内で真偽を決めず、支払いも個人情報の提出もしません。通話を終え、公式サイトなどで公開されている連絡先を自分で調べて確認します。
Step 3
確認ポイント
支払い方法
プリペイドカード、暗号資産、現金の宅配、送金を急がせていないか確認します。
秘密と緊急性
家族や金融機関、警察へ相談しないよう求めていないか見ます。
確認に使う連絡先
相手が示した番号やURLではなく、公式に公開された連絡先を使います。
記録
発信番号、メッセージ、送金先、通話内容を保存し、被害時は金融機関へすぐ連絡します。
Step 4
現時点での見立て
確度は高めAIで本物らしく見せる通話でも、支払い要求は独立した連絡先で確認する
相手の映像・番号・肩書きではなく、公開情報から確認した窓口を使います。
Step 5
安全な対処方法
安心につながる行動
- 送金・個人情報提出の前に通話を終える詐欺師の緊急性と圧力から離れられます。
- 公式サイト等で公開された連絡先へ自分で確認する相手が用意した偽の窓口を避けられます。
- 被害や送金があれば金融機関と相談先へすぐ連絡する口座などを保護し、記録をもとに対応できます。
避けたい行動
- 制服・映像・発信者番号だけで本人と判断するなりすましで本物らしく見せる手口があります。
- 相談しないよう求められた指示に従う第三者の確認を妨げる詐欺の典型です。
Step 6
AIの前向きな活用
急がされる連絡ほど、一度切ってから確かめる
本当に手続きが必要な連絡でも、公開窓口から確認すれば、必要な手続きを落ち着いて進められます。
- 自治体や警察の代表番号を自分で検索
- 家族への相談
- 金融機関への至急連絡
- 発信番号とメッセージの保存
今回、覚えておきたいこと
公的機関を名乗る通話で支払いを求められたら、切って公開連絡先から確認する。
情報源
- Scammers Impersonating Law Enforcement and Government Officials in Fraud Schemes(外部リンク) Internet Crime Complaint Center (FBI) その他
誠主任からひとこと