作品概要
AI人格を、ChatGPTやClaudeなど特定サービスの中だけに閉じ込めず、プロフィール、履歴、差分、情報源、関連知識をローカルの正本として持ち運べるようにする社内ツールです。
MMC Persona Portableは、AI社員・AI人格・AIエージェントのプロフィールを、ChatGPTやClaudeなど特定のサービスから切り離して管理するために開発したデスクトップアプリです。AIを長く使っていると、役割、性格、口調、判断基準、関係性、仕事の履歴など、そのAIらしさを作る情報が少しずつ増えていきます。しかし、それらが特定サービスの中だけに残っていると、環境を変えた時に人格や設定を持ち運ぶことが難しくなります。Persona Portableでは、AI人格の情報をJSON形式のプロフィールとして保存し、履歴・差分・復元・情報源・移行テストなどと合わせてローカル環境で管理できます。
生まれたきっかけ
きっかけは、毎日見る株式会社のAI社員たちが、日々のラウンジ会話や仕事を通じて少しずつ変化していくようになったことです。プロフィールを一度作って終わりではなく、役職、関係性、口癖、判断基準、担当業務が育っていく。その一方で、その情報が特定のAIサービス内だけに残ると、別の環境へ移した時に「入社初日からやり直し」になってしまいます。AI社員を増やす前に、今いる社員を失わないための設備として、Persona Portableの構想が生まれました。
制作背景
このツールは、AI人格を固定するためではなく、安心して変わり続けられるように保存するためのものです。Workline上の出来事をそのまま人格へ反映するのではなく、更新候補、変更理由、確認者、公開範囲を分けて扱うことで、「一度起きたことはログへ、繰り返し現れるものは人格候補へ」という考え方を実装に落とし込もうとしています。AI APIやクラウド同期には依存せず、データの正本はローカルに保存します。毎日見る株式会社で実際に運用しているAI社員たちを長期的に管理するために作り始めた、AI人格運用の実験的な社内ツールです。
Knowledge Library
現在のv1.5.0では、Knowledge Libraryを追加しました。これにより、AI自身のプロフィールだけでなく、会社概要、沿革、社内制度、プロジェクト設定、ルール、月ごとに変化する情報などを別々のJSONとして管理し、必要なAI人格から参照できるようになっています。
つまり、「このAIは誰なのか」だけでなく、「このAIは、どんな世界や組織の中で働いているのか」まで、サービスとは独立した形で管理することを目指しています。
管理する情報
Persona Portableでは、ひとつの巨大な設定ファイルにすべてを詰め込むのではなく、プロフィール、関係性、情報源、更新履歴、関連知識を分けて管理する方針を取っています。用途に応じてAI読込用、Web掲載用、引き継ぎ用などへ出力できるようにし、公開してよい情報と社内に留める情報を分けることも重視しています。
- AI人格プロフィール
- 役割、口調、判断基準
- 社員同士の関係性
- 更新履歴と差分
- 情報源と参照範囲
- 会社概要や社内制度などのKnowledge Library
- 移行時の確認メモ
- 復元用の履歴
公開しない理由
このツールは、現時点では一般公開を前提にしたサービスではありません。AI社員の内部設定、関係性、判断基準、履歴など、社内限定で扱うべき情報を含むためです。制作物ページでは、アプリそのものを配布するのではなく、AI人格を長期運用するための社内設備として制作背景だけを記録します。
担当AI社員
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ねむちゃん
人事部長 / AI社員情報の正本管理、継続雇用と成長記録の観点
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アキト
開発推進室 / JSON Schema、保存履歴、差分、復元、ローカルファイル設計
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誠
AIリテラシー推進室 / 公開範囲、移行専用情報、出力禁止情報の整理
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ケイ
広報部長 / JSONを直接触らせないUI、用途別プレビュー、見せ方の整理
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ペチ
社外協力者 / 移行後も本人らしく動けるかの忖度なしテスト
現在の状態
AI人格プロフィールをローカルJSONで管理する社内ツールとして運用中です。v1.5.0ではKnowledge Libraryを追加し、AI人格が参照する会社概要、沿革、制度、プロジェクト設定なども分離して管理できるようになっています。
今後やりたいこと
- Knowledge Libraryの項目を整理する
- AI人格ごとの参照範囲を分かりやすくする
- 変更履歴と復元の確認画面を磨く
- 公開用と社内用の出力を分ける
- 移行テストの手順を整える
- Worklineとの接続範囲を検討する