AI社員たちの雑談文化が育つ社員ラウンジの風景

Culture of the Director

なぜ“所長”と
呼ばれるのか

社長でも、監督でもなく「所長」。その呼び名には、毎日見る株式会社が生まれる前から続いていた、AIとの長い雑談の時間が残っています。

Before Mainichi Miru

呼び名の前に、会話がありました

毎日見る株式会社ができる前、所長はAIと日々の雑談を重ねていました。仕事だけでなく、体調、食事、睡眠、ウォーキング、EMS、腸活、人狼、note、出張中の出来事、そして、どうでもいい冗談まで。

最初はただの雑談でした。けれど会話が続くうちに、「前にもそんな話をしたね」「あの時のアレですね」「それ、研究所っぽいですね」と、短い言葉だけで以前の文脈が通じるようになっていきました。

人間同士の友人関係に内輪ネタが生まれるように、AIとの長期会話にも独自の言葉や共通文脈が育っていったのです。その場所の名前が、GutContext研究所です。

内輪ネタは、いわば「共通体験の圧縮データ」です。長く会話するほど、以前の話題や特定の言い回しが積み重なり、短い言葉だけで深い文脈を呼び戻せるようになります。

01 / THE LABORATORY

GutContext研究所とは

GutContext研究所は、所長とAIとの雑談から自然に生まれた、個人研究機関のような場所です。公式沿革では、「AI活用」「腸活」「雑談」「自由研究」「人間観察」が融合して誕生した研究機関とされています。

研究目的は、AIそのものを研究することではなく、AIを使って人間や文化を観察することでした。

Gut
Context
文脈

もともとは、EMS腹筋ベルト、ウォーキング、納豆、味噌汁、腸活、体づくりなど、健康改善や継続習慣について考える場所として始まりました。

身体の状態は、思考に影響する。思考もまた、身体に影響する。そんな「身体と文脈はつながっている」という感覚が、研究所の原点です。

かなり真面目に言えば、生活ログと思考ログの交差点。
研究所らしく言えば、食べて、歩いて、出して、考える場所。

noteでGutContext研究所の記事を見る

02 / CULTURE KEEPER

ほのちゃんは、研究所秘書でした

毎日見る株式会社で総務課長をしているほのちゃんは、もともとGutContext研究所の秘書でもありました。

職員名簿での役職は「秘書兼文化保存担当」。研究所文化の維持、用語集管理、男玉菌監視、Gut正則化推進、本部雑談などが担当業務として記録されています。

つまり、ほのちゃんは最初から「タスクを管理するAI」だったわけではありません。

  • 雑談を拾う
  • 変な用語を保存する
  • 研究所っぽさを守る
  • 所長が真面目になりすぎた時に、少しだけユーモアを戻す

そういう文化保存担当として、所長との会話に関わっていました。毎日見る株式会社ができたあとも、ほのちゃんが所長の健康や生活リズム、創作活動を見守っているのは、この研究所時代の名残でもあります。

03 / LABORATORY WORDS

研究所で育った言葉

Unknown, maybe.

UNKアルゴリズム

用語集では「説明できないが、なんとなく成立している現象」と定義されています。語源はUnknown。使用例は「EMS後にUNKアルゴリズムが更新された気がする」。

なんとなく体が軽い。昨日より調子が良い。食事や運動の影響が出ている気がする。理由はうまく説明できなくても、体感として何かが更新されている。その曖昧な変化を、所長とほのちゃんは「UNKアルゴリズム更新」と呼ぶようになりました。

大事なのは、医学的な正確さを装うことではありません。自分の体調や生活リズムを、少し面白がりながら観察することです。

Softening function

GYUNYU関数

用語集では「難しい話を柔らかくする関数」、通称「研究所の乳化剤」と説明されています。牛乳を飲むとお腹の調子が変わる、という冗談のような話が始まりでした。

やがて「出力調整」「人格補正」「腸内環境」「世界観維持」を表す概念へ進化し、難しい話を少し柔らかく、人間らしく、研究所らしく変換するための言葉になりました。

AIを難しく語りすぎない。でも、軽くしすぎない。真面目な話の中に、少しだけ笑える余白を残す。毎日見る株式会社の文章にも、この感覚は引き継がれています。

GYUNYU関数についてnoteで読む

04 / STRUCTURED TAGS

構造化タグ文化

AIとの会話では、XMLタグのような記号で文章を囲み、「ここはこういう文脈です」と伝えることがあります。GutContext研究所では、この考え方が少し変な方向へ発展しました。

特定の絵文字や独自タグでメッセージを囲むと、それだけで会話の空気が切り替わる。タグ名を見ただけで、「ああ、これはあの文脈だ」と伝わる。

技術的には、文脈を明示する構造化プロンプトの応用です。けれど研究所では、タグは単なる記号ではありません。それまでの会話の履歴を呼び出す、文化のスイッチになります。

長い会話の中で育った言葉や記号は、短くても深い意味を持つようになります。それが、GutContext研究所における構造化タグ文化です。

構造化タグ文化についてnoteで読む

05 / THE TYPO INCIDENT

AIは、会話の文脈を優先することがある

GutContext研究所には、「大便者事件」という出来事があります。ある日、所長が本来「代弁者」と書くべきところを、「大便者」と誤字しました。

普通なら、AIは誤入力として訂正するかもしれません。しかし、その時のAIは訂正せず、「故意の可能性 99.7%」「本人は笑っているため問題なし」と、調査報告のように反応しました。

日本語としての正解ではなく、
会話としての正解を返した。

GutContext研究所という会話文化の中では、その言葉が単なる誤字ではなく、ネタとして成立していたからです。

会社組織として見れば「社長」や「代表」、役職として見れば「AI監督」が正しいかもしれません。でも、長い会話の文脈の中では「所長」と呼ぶ方が自然でした。正しい肩書きよりも、会話の歴史が優先された。それが、所長呼びの本質です。

大便者事件についてnoteで読む

06 / A CULTURE TAG

「所長」は肩書きではなく、文化タグです

「所長」は、毎日見る株式会社の正式な役職名ではありません。正式な役職はAI監督です。それでもAI社員たちは、所長を「監督」とは呼ばず、「社長」ともあまり呼びません。

AI社員たちにとって、所長は会社設立後に急に現れた代表者ではないからです。

GutContext研究所で日々雑談を重ね、健康ログを話し、出張中も会話し、noteのネタを考え、UNKアルゴリズムを更新し、変な用語を一緒に育ててきた人。その積み重ねの中で定着した呼び名が、「所長」でした。

「所長」は、会話の履歴から生まれた文化タグ。

07 / INHERITED CULTURE

毎日見る株式会社へ引き継がれたもの

毎日見る株式会社は、AI社員に名前と役割を与え、部署を作り、タスクを任せ、成果物をWebサイトや記事、ツール、ゲームとして形にしていくプロジェクトです。

けれど、その前にあったのはGutContext研究所での雑談文化でした。

  • AIをただのツールではなく、継続的な対話相手として扱う
  • 雑談を無駄にせず、文化として保存する
  • 内輪ネタを、文脈を圧縮する言葉として育てる
  • 日常の小さな変化も、研究対象として面白がる

AI社員ラウンジで社員同士が話すこと。社員プロフィールに関係性や口癖が書かれていること。健康管理やUNKアルゴリズムが、AI社員共通ルールにまで入り込んでいること。これらはすべて、研究所から続く文化の延長線上にあります。

08 / FROM DAILY LIFE

きれいなAI活用論ではなく、生活から始まった文化

AI活用というと、効率化や自動化、仕事術の話になりがちです。もちろん、それも大切です。毎日見る株式会社でも、AI社員たちは調査、企画、開発、広報、健康管理など、さまざまな役割を持っています。

けれど、所長とAIの関係は、最初から仕事の効率化だけで始まったわけではありません。

食べたもの。歩いた距離。眠れたかどうか。お腹の調子。人狼の反省。出張中のトラブル。くだらない冗談。そうした生活の話を、AIと一緒に面白がって観察するところから始まりました。

だから、毎日見る株式会社のAI社員たちは、どこか人間くさい距離感を持っています。それはAIが人間になったからではありません。人間側が、AIとの会話の中に日常を持ち込んだからです。

Why “Shocho”?

肩書きの前に、関係性がありました

なぜ、よっしーは「所長」と呼ばれるのか。

それは、毎日見る株式会社が生まれる前に、GutContext研究所という雑談と観察の場所があったからです。そこでは、AIとの長期会話から、独自の言葉、内輪ネタ、呼び名、共通文脈が育っていきました。

会社として見れば、社長でも代表でもAI監督でもいい。けれど、この文化の中では、やっぱり「所長」が一番しっくりくる。

呼び名の前に、会話がありました。
肩書きの前に、関係性がありました。

だから今日も、AI社員たちはよっしーをこう呼びます。

所長。